Part 2では、悩みが比較的多い幅広い肩といかり肩をメインに分析します。筆者もその一人ですが、幅広い肩といかり肩の主な悩みは、服によってガッチリもしくは太って見えやすいことです。ダイエットで痩せればいいのかもしれませんが、痩せるまでも気分良く服を着たいし、痩せなくてもスッキリ見える着こなしはしたいですよね。では、なぜガッチリ見えるのか、どのように対策したらいいかを語っていきます。
肩を広くしました!変化自在です!
さすがですねダレカさん。首もお願いします。
ではさっそく今回の目次です!
首の長さが全体に与える視覚効果について
首の長さだけを変えて並べてみました。頭の大きさ、肩幅はコピペで全く同じです。
え?首?肩の話じゃないの?と思った人!
違うの!首の長さがものすごく影響してくるの!
で、どうでしょうか。全然印象が違いますよね。頭の大きさ、肩幅は変わらないのに、首の長さの違いだけで、AとDはガッチリに見えて、BとEは普通、CとFはスラッとして見えます。CとFは首が長いので、肩幅が広くても主に悩む必要はないと思います。というか、肩幅が広いって感じないかもしれません。BとEは着る服によってはがっちり見える時とそうでない時があって、AとDは結構服を選ばないと高確率でガッチリして見えてしまいます。なので、この先、AとDを例として対策を分析していきます。視覚的効果は同じなので、BCEFの方でも肩幅が気になる方はぜひ続きを見てください!
肩幅何センチは広いとか、首何センチは長いとか、頭が大きいとか、他人と比べるものじゃないよ。重要なのは自分のバランスで、自分の比率を理解することだよ!
「肩線」について
以下、AとDのタイプで比べてみた図です。
前回でもやったボートネックとの比較です。やはり幾分緩和されるのではないでしょうか。一番右の図はボートネックに肩線が入った服になります。これ、超、超重要です!!肩線が入っている服は、肩線の部分が少し浮くので、角度的なものを作り出してくれて、腕の丸みが少し減ってカチッとして見えるのです。これはイラストだから尖らせていますが、実際の服を着てみても、肩線がある服とない服では少し見え方が変わるのです。侮らないでください!この「少し」がとても効果あるのです!
肩線って勝手に言ってるけど、服を買う時に表記される肩幅だね!
ただ、肩幅のある服ならなんでもいいってわけではないの!
次はここ何年かで流行ってるドロップショルダーについて分析するよ!
・・・首伸ばすのって疲れますね。
ドロップショルダーには要注意!
ここ近年流行っているドロップショルダーとは、袖付け部分を肩より落としてあるデザインのことです。ADタイプの方は要注意です!(もうADタイプって言うね) あ、BEタイプも気になる人は注意したほうがいいかもです。なぜ注意した方がいいのか、下の図で説明します。
比べてみるとどうでしょうか。肩線の部分はどうしても少し浮くので、ドロップショルダーだと肩のカチッと感は出ずに、腕の部分に幅を作ってしまい、比較的太って見えてしまうのです。これはボートネックで例を出しているので、比較的マシに見えるかもしれませんが、小さめの丸襟やシャツのドロップショルダーの場合、結構悲惨なことになります。肩幅が気になるからドロップショルダーで本当の肩の幅が誤魔化されると思いがちですが、逆です!高確率でガッチリ見えてしまいます。あと、背中からみた時、肩幅のある服に比べて背中が丸みを帯びるので、ずんぐりして見えてしまいます。(実体験から)今年はコートのドロップショルダーが流行っているようで、街で本当によく見かけるのですが、ADタイプは本当にガッチリに見えるので、お勧めしません。。せめて試着しましょう!ネットで買う場合、モデルの写真でイメージしがちなので、自分が着るとあれ?となる率高いです。。。泣 おっと話がそれましたね。あ、それたついでにいいですか。下の絵を見てください。
古着屋のオンラインショップに多い服のディスプレイ写真の再現です。ハンガーを折っているので、めっちゃなで肩で展示しているのです。。なで肩は華奢に見えて、普っ通の服も可愛さ2割ましになるのです!(個人的な感想)そして着ると高確率で思ってたんと違う!と現実を見るのです。。ADタイプの皆さん、、お気をつけください。ほとんどの古着屋やヴィンテージショップは返品できません。表記サイズをちゃんと確認するか、店舗で試着しましょう!
ロンロン流 肩幅の計り方
古着屋も最近ドロップショルダーとか肩幅なしの服多いのよね。。
思うに、あれってちゃんとした肩幅じゃないから着る人をあまり選ばなくて、サイズ展開シビアにしなくていいからコストカットになってんじゃないかな。だから流行らせてんのかな。。ちゃんと肩作ってくれ。。首長くなりてぇ。。。
肩幅の計り方、細かっっっっ!!
幅広といかり肩の似合う、似合わない襟
と、余談はこれまでにして、次に、ADタイプがガッチリ見えがちな襟とスッキリ見えがちな襟を紹介していきます。これはあくまで筆者の経験と視覚効果から分析したものなので、参考程度に見てくださいね!では、下の図を見てください。
上が肩幅を強調しがちな襟です。主に、首が短く見えてしまう襟たちです。イラストは幅広肩ですが、いかり肩も同じなのでここでは統一します。なぜ同じかというと、肩幅を狭く見せたい、肩の角度を緩和したい、この二つはできるだけ首を長く見せることで解決するからです。下段の一番左の深めのボートネックは上段の襟よりは比較的肩幅を狭く見せますが、やはり浅めのボートネックの方が効果が一番大きいと思います。なぜかというと、筆者が思うに、深めの襟だと、露出している部分と首の長さが互いに相殺して短く見えるのではないかと思います。
筆者的に首が一番長く見えるのは浅めのボートネックだね!
次は袖と素材について語っていくよ!
あ・・・確かに?言われてみればそうかも・・・
袖について
肩幅と襟に気をつけたら、残りは袖と素材です!そうです!細かいです!下の図をどうぞ。
視覚的効果だけを見ていきましょう!1番は袖が横に広がって尚且つ上に出っ張っているので、肩幅を広く、高く見せてしまいます。つまり、ダブルパンチで肩が広く首が短く見えてしまうのです。2番は1番に比べて、少し緩和されますが、若干の高さがあるので、いかり肩の人はより強調されます。次に3番を見てみましょう。これは半袖の場合ですが、袖が外側に広がるタイプの服は要注意です。すごく肩幅が広く見えてしまいます。追い討ちをかけるのが4番です。このタイプは本当によく見かけます。肩幅フリーの半袖Tシャツ(特に4番に近いタイプ)はめちゃくちゃ太って見えます。2割増です。テロッとした布の丈量で下に垂れ下がるタイプの素材ならまだマシですが、フワッとした薄い化繊素材や、しっかりした厚手の綿素材などはさらに2割増です。。。イラストはボートネックなので、他の襟だともっと増です。泣
まだまだあるんだけど。。。割愛して次にいくよ!
次は具体的な服の例を出して注意喚起するよ!
・・・割愛? え、まだあるんですか? ・・・注意喚起?
要注意!肩幅が広く見えがちな服たち
と、ザッと代表的な服をあげましたが、まとめると、肩幅が合わない首の詰まった服は肩を広くみせ、ガタイよく見せがちです。逆に小顔効果もあります。どちらを優先するかで選択するのもありですね。近年ドロップショルダーが主流ですが、自分が着るとどう見えるかは理解した上で着ましょう。流行りに流されて不本意な印象になってはもったいないです!
もっとあるんだけど、今回はざっくりこんな感じで終わるよ!
次の回では、狭い肩となで肩のことについて分析するよ!
すごい熱量でしたね。。。!次回もモデル頑張ります!